メーカー時代⑨
ようやく、ここまで来ました。私がメーカーの総務時代にやった、主な許認可関連業務を書き出してみます。
建設業許可(更新・変更申請、事業所開設届出書、他)
経営事項審査(技術職員名簿、工事経歴書、物品供給経歴書、技術者経歴書、他)
指名競争入札関係手続(申請書、業態調書、営業所一覧表、その他資料19種等)
下水道維持管理業登録更新申請
一級建築士事務所登録更新申請
麻薬等原料輸出業者業務届更新申請(アセトン、トルエン等取扱いのため)
この他に、海外現地法人設立や事業所(支店等)開設、銀行口座開設、現地建設業許可申請に必要な当社の資格証明(法人登記事項証明書や建設業許可証明書などの類)の外国語訳と認証(公証役場・各国駐日大使館)・アポスティーユ(外務省)の取得なども、頻繁にやりました。
以上のうち、国交省関係の最初の二つについては、東京の建設業関係許認可の専業業者(大手行政書士事務所)を相手に、会社側の作業を一手にやっていたものです。それ以外は、私が全工程を単独で処理しておりました。
中でも海外関係は、定型事務とはとてもいえないもので、一件一件がテーラーメイドの手続きとなります。ここでは、外務省在外公館(大使館)時代の英文公文書作成の経験が、大いに生きました。 →「私の履歴書」6 公文書 外交官時代③ .
上記も含め様々な手書き「書式」に従う書面については、全て書式部分をpdf化し、パワーポイントも併用して書込み部分をテキスト入力し、最終的にはデータのまま、会社の共有サーバに保存してゆく方式に統一しました。これにより、(単発のアンケート類を除き)手書きの提出書面はほぼ、なくなり、次回更新・変更の際には変わる部分のみ打ち直して提出できるため、重い作業ほど飛躍的に時短が進みました。また限られた範囲ですが、オンライン化された提出書面は全て、オンライン提出での対応に切替えました。
人事時代と同様、何か新たな仕事を始めると、一とおり終わった段階で詳細にマニュアル化し、データのまま共有サーバに保存してゆきました。PCの入力手順などは、そのままのシークエンスで記載してあるので、後任は口頭の説明など受けなくても、初日から、このマニュアルを読みながら作業できます。
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